ユーロドル、下値ではショートカバーの観測も押し上げるまでの力はないとの指摘も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って買い戻しの動きが見られているものの、1.1240ドル水準を越えると戻り売りも強まる模様。先週後半は戻り売りから1.13ドル台から1.12ドルちょうど付近まで下落した。ただ、21日線が1.1220ドル付近に来ていることもあり、1.12ドル台は維持されている状況。
一部からは、下値ではショート勢による利益確定のショートカバーが出ているとの観測も聞かれる。しかし、FRBの利下げ期待が過度に織り込まれている面もあり、ユーロドルを押し上げるまでの力はないとも指摘されているようだ。
今年に入ってユーロドルは概ね1.11ドルから1.14ドルの間での上下動が続いている。どちらかの方向に明確に抜けない限りはユーロドルは方向感が出づらいとも見られているようだ。
EUR/USD 1.1232
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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