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【NY市場】ポンド買い目立つ 株高の中、ドル円は111円台前半でしっかり

見通し 

 きょうのNY為替市場、ドル円は111円台前半での推移が続いた。世界経済の先行きを懸念した動きが先週あたりから強まっており、米国債利回りや米株の調整と伴にドル円も調整の動きが出ていた。きょうはエチオピア航空のボーイング機の事故もあって週明けの東京市場で110円台に下落する場面が見られたが、動きは一時的で111円台に再び戻している。

 きょうの米株式市場でボーイングは下落したものの、全体的には堅調な推移を見せ、ドル円も111円台を維持した格好。ただ、上値での戻り売り圧力も根強く、積極的に買い戻し入れる動きまでは見られていない。きょうは21日線が111.00円付近に来ており、100日線と200日線が111.35/40円水準に来ている。その間での推移に終始し、次のアクション待ちの状況。

 朝方に1月の米小売売上高が発表され、予想を上回る良好な結果となった。先週発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)は予想外の弱さだったが、平均時給は上昇。12月は米政府機関閉鎖や景気の先行き不透明感が過度に強まり、消費のセンチメント低下が小売売上高にも顕著に出ていたが、今回は回復の兆しを見せている。GDPの個人消費算出に近い飲食店、自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高も予想を上回っていた。しかし、12月分のコア売上高が大きく下方修正されており、第4四半期のGDPは速報値から下方修正される可能性も指摘されていた。

 きょうはポンド買いが目立った。ポンドドルは1.31ドル台半ばまで上昇し、ポンド円は146円台に上昇している。メイ首相とEUの間の交渉は打開策が一向に見出せない状況が続いているが、NY時間の午後になってメイ首相がユンケル欧州委員長と会談するため、フランスのストラスブールへ向かうと報じられている。離脱交渉に進展があったとの報道も流れていた。

 ドイツのメルケル首相は「EUは英国に対して重大な提案を行った」と発言していたが、明日の英議会での投票を前に市場では、土壇場になって英議会が賛成できそうな合意案がまとまるのではとの期待感が高まっている模様。

 一方、ユーロも買い戻しが見られているものの上値は重い。対ポンドでの売りも圧迫したようだ。先週のECB理事会での予想外にハト派な結果がユーロを引き続き圧迫している。新たな長期資金貸し出しオペ(TLTRO)のほか、少なくとも年内は利上げを行わない方針を示し、今年のGDP見通しを従来の1.7%から1.1%に大きく下方修正した。

 この決定を受け欧州債利回りは下げを加速させており、ドイツ10年債は0.06%まで低下している。一部からは年内に再びマイナスに低下する可能性も指摘されている模様。米国債を含め各国の国債利回り低下が、資金を株式などリスク資産に再び向かわせる可能性も指摘されている。特に欧州よりも別の国の資産に向かう可能性も高まっており、ユーロドルは1.10割れも視野に入れるとの見方もあるようだ。

 なお、ユーロ円も124円台に伸び悩む場面も見られた。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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