やや調整の場面もしっかり=東京為替前場概況
ドル円が一時109円台半ばを割り込むなど、ややドル安円高の
動きが見られた。先週末の海外市場で109円90銭手前まで一時上昇した流れに対す
る調整の動き。
先週末のドル高円安進行の材料の一つとなった米中通商摩擦交渉の進展期待に関し
て、知的財産権問題については交渉が進んでいないとの関係者筋報道が入り、調整を
誘った面も。
もっとも109円台半ば割れからすぐに戻すなど、押し目は限定的なものにとどまっ
ている。
11時の中国第4四半期GDPは、事前予想と同じ前年比+6.4%となった。予想
を下回ると、過去最低水準を下回る水準となることもあり、発表前にはやや警戒感が出
ていた。無難な結果となったことで、安心感から瞬間豪ドルなどに買いが入る場面が見
られた。高値からはすぐに値を戻したがやや堅調な動き。豪ドルは対ドルで0.715
5近辺から0.7180台まで上昇した後、0.7160台推移。豪ドル円は78円3
0銭台から78円70銭台まで上昇して、78円60銭近辺での推移。
執筆者 : MINKABU PRESS
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