[12月12日版] 日経は続落！日本株はもうダメなの？
自宅の書斎より、、、
米国ダウ平均はそれほど弱くありませんでしたが、日経平均株価は10日に引き続き、11日も続落となりました。
日経平均株価は小幅な値下がりで一服したものの、JASDAQやマザーズなどの新興株市場の値下がりが目立ちました。JASDAQ平均の下落率は１％を超え、マザーズ指数の下落率は2.5%にのぼりました。
大型株市場の下落は、それほど憂慮しておりませんでして。というのも、大型株は「値下がりした後は、中長期的に見て反発しやすい！」という傾向があるからなんですな。
相場が下がってくれるほど割安に買える訳ですから、新規参入する人からみれば、相場下落はウェルカムな訳です。
一方、新興株市場の下落は不安材料でして。大型株市場と違って、新興株市場は、「いちど値下がりをし始めると、しばらく下落が長引く！」なんて傾向があります。足元、JASDAQやマザーズといった新興市場の銘柄は、なかなか買いたくない地合いですな。
もともと、日本株式市場においては、「12月は小型株よりも大型株の方が上がりやすい！」なんて傾向があります。これからしばらくは、割安な大型株あたりを物色するのが良いかと。
ただし、これまで何度もお話ししているとおり、「12月は節税対策の売り（タックス・ロス・セリング）が強まりやすい！」という傾向があるようです。ですから、割安な銘柄の中でも、値動きが堅調な銘柄を狙った方が、無難な成績が得られるかと。
話をまとめると、「新興株市場は下落が長引きやすいから、これからは大型株に注目しては？」「中長期で値上がりしている銘柄を狙った方が、12月の特性上、安全かも」といったところでしょうか。
これからの短期的な動向としては、「水曜日は相場が底打ちしやすい！」なんて傾向があるようですから、一旦は大型株を中心に反発するのでは？なんて考えています。
ただし、大幅上昇とまでは見込めないと考えておりまして。12月は例年、前半は弱気→後半は強気で推移しがちですから、今週は辛抱の一週間となるでしょうな。
個人的な取引としては、今週はそれほど利益が見込めないと踏んでいるので、本格参入は、来週〜再来週あたりからを計画しております。
- 中原良太
