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ドル円、157円台に一時下落 米国とイランの協議に関する情報錯綜=NY為替概況

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ドル円、157円台に一時下落 米国とイランの協議に関する情報錯綜=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル売りが優勢となる中、ドル円は157円台に一時下落。朝方発表の米住宅指標が予想を大きく下回ったことでドル売りが強まったほか、米国とイランの協議に関する情報が錯綜した。

 今週にも協議が進展、合意が近いとの未確認情報が伝わり、原油安・利回り低下とともにドル売りの反応が出ていた。カタールとパキスタンがイラン紛争終結に向けた交渉再開を促す新たな提案を行ったと流れていた。中東全域で戦闘が激化し、イランがホルムズ海峡を航行するタンカーへの攻撃を強める中、原油価格はここ数日、5カ月ぶりの高値を付けていたが、今回の未確認情報を受けて売りに押されていた。

 ただ、その後に合意が近いとの報道は不正確との協議に関与する外交官の発言が伝わり、ドル円は158円台に買い戻される展開。

 ドル円は200日線に一旦顔合わせしたものの、上値を抑えられている。ただ、状況に大きな変化はなく下値も底堅い状況。一方、日米中銀の金融政策会合が来週に予定され、据え置きが有力視される中、12月会合の行方について何らかの新たな手掛かりが得られるまでは、ドル円の値動きは限定的になるとの見方も出ている。

 ユーロドルは買戻しが優勢となり、一時1.1260ドル近辺まで上昇する場面が見られた。一方、ユーロ円は177円台前半に下落した後、177円台後半に買い戻された。

 フランスの混乱でユーロは上値が重いが、節目の1.12ドルは維持されており、フランス情勢が深刻化する中でも意外に底堅さを維持している印象ではある。一方、一部からは以下の要因が指摘されている。資金がフランスからドイツ国債など他のユーロ圏内の安全資産に移っていることに加え、ECBの追加利上げ観測もユーロを下支えしているという。また、AI関連株への警戒からドル高も一服しており、フランス情勢によるユーロ売りを相殺している面があるとしている。

 別のアナリストからは、ユーロドルの上昇は最近の急落からの持ち高調整の域を出ず、反発は限定的に留まるとの見方が示されている。なお、金曜日にはムーディーズによるフランス国債の格付け見直しが予定されており、格下げのリスクがあるとも指摘している。

 ポンドドルは買戻しが優勢となり、一時1.34ドル台に上昇する場面が見られた。一方、ポンド円も211.65円付近に買い戻されている。日足チャートはダブルボトムを形成し、リバウンド相場の兆候を見せている。200日線が213円ちょうど付近きており、試す展開になるか注目される。

 本日は英雇用統計が発表になっていたが、予想を上回る強い内容となった。最近のポンドの上昇基調をサポートしてるとの指摘もアナリストから出ている。今回の英雇用統計が英中銀の11月の利上げ開始を後押しし、来年初めにも2回目の利上げが実施される可能性が高いとの見方も示している。

 さらに「英景気循環に伴う良好な経済モメンタムは、ポンドに引き続き追い風となる。ただし、10月28日に発表される秋季予算案が、財政健全化計画の信頼性に対する市場の信認を損なわないことが条件だ」と述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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