【本日の見通し】ドル円は158円挟みでの落ち着いた動きか、米FOMC議事要旨に注目
【本日の見通し】ドル円は158円挟みでの落ち着いた動きか、米FOMC議事要旨に注目
海外市場でドル円は158円台前半を中心に落ち着いた動きとなった。米債利回りの高止まりもあってドル高・円安の流れが継続する一方、日米通貨当局の円安けん制姿勢への警戒感から上値追いにも慎重という展開が続いている。
昨日は植田日銀総裁が全国証券大会で挨拶を行い、追加利上げの可能性を示す発言をしたが、早期利上げにつながる積極的な発言は見られず、市場は発言を受けてやや円売りで反応した。もっとも値幅自体は限定的なものに留まっている。この後も157円台後半から158円台半ばにかけての水準を中心とした落ち着いた動きが見込まれる。
今日はNY市場午後に9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表される。市場予想通り約3年ぶりの利上げを決定した9月のFOMCは、一部で据え置き主張が出るとの事前の見方に対して全会一致での決定となり、四半期に一度の経済見通しで年内の追加利上げ見通しが示されるなど、ややタカ派な印象を与えた。
こうしたタカ派姿勢がどのような議論の下で出てきたのかが注目される。今月のFOMCについては、8月の米PCE(個人消費支出)価格指数の低い伸びや9月の米雇用統計の弱い結果を受けて据え置き見通しが広がっているが、一部で利上げ期待も残る。FOMC議事要旨を受けてこの見通しに変化が出てくるようだと、相場にも影響してきそうだ。
ユーロドルはユーロ安・ドル高の流れが一服し、海外市場で1.1277ドルまで上昇した。中期的なユーロ安の流れが続くとの見方もあるが、一気に下げるだけの勢いはないとみられており、調整ムードが広がっている。この後も1.12ドル台前半では買いが出る展開を見込んでいる。ユーロ円は178.00円を挟んでの推移。対ドルでのユーロ売り一服もあって、ややしっかりした動きとなっている。この後も下がると買いが出る展開となりそうだ。
ポンドドルは1.32ドル台後半まで上昇してきた。1.3300ドルの節目手前では買いに慎重姿勢も見られるが、ここをしっかり超えてくるようだと、もう一段の上昇となりそう。ポンド円も地合いは堅調。210円台に乗せての買いには慎重となっているが押し目は限定的で、この後も下がると買いが出る展開となりそうだ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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