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ダウ平均は大幅続落 中東情勢の混迷で原油高 米国とカナダの貿易摩擦も重し=米国株概況

株式 

NY株式8日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均   52786.07(-628.18 -1.18%)
S&P500    7673.52(-45.08 -0.58%)
ナスダック   26421.41(-85.58 -0.32%)
CME日経平均先物 65010(大証終比:-200 -0.31%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は大幅続落。下げ幅は一時690ドル安まで拡大。レーバーデーの連休明けで今週は短縮週となる中、米国とイランの戦闘激化による原油高や、米国とカナダの貿易摩擦への懸念が相場の重しとなっている。本日も午後に米軍がカーグ島付近でイランの標的を攻撃し、イランも反撃している模様。

 中東情勢への警戒から原油価格は3日続伸し、6週間ぶりの高値に上昇。週末に米国とイランが互いに攻撃を行った。米国とイランの紛争が長引く中、原油高がインフレを押し上げるとの懸念から米国債利回りにも上昇圧力がかかっている。

 市場では今週発表の米インフレ指標への注目が高い。生産者物価指数(PPI)が10日、消費者物価指数(CPI)が11日に発表される予定で、エネルギー価格の上昇が幅広い物価に波及しているかが焦点となる。短期金融市場では、来週のFOMCでの利上げ確率を約60%織り込んでいるが、今週の物価指標や原油相場次第で見方が変化する可能性がある。

 米国とカナダの貿易摩擦も投資家心理を圧迫。カナダは8日から約200億ドル相当の米国製品に報復関税を発動。トランプ大統領はこれに先立ち、カナダが国内での生産を開始しない限り、航空機メーカーのボンバルディアによる米国での販売を認めないとの姿勢を示した。

 世界的にもリスク回避の動きが見られ、中東情勢と原油高、世界的な金利上昇への警戒が株式市場の上値を抑えている。

 一方、米企業に対する堅調な業績見通しが米国株を下支えしている。米大手銀の指数によると、米企業の利益予想を引き上げたアナリストの数は21週連続で引き下げたアナリストの数を上回った。これは2021年9月以来の長さとなる。米企業の前回の決算発表シーズンは特に良好だったが、7-9月期も好調となる可能性があるという。

 インテル<INTC>が上昇。CPU価格を引き上げるとの報道が買い材料となっている。台湾の報道によると、インテルは10月上旬にCPUの価格を10%引き上げる計画だと伝えた。2025年末から続く値上げの一環で、サプライチェーンコストの上昇や旺盛な需要に対応する狙いがあるという。

 クアルコム<QCOM>が上昇。アマゾン<AMZN>に対し、同社株を最大2500万株取得できるワラントを付与すると発表した。行使価格は1株161.26ドル。

 アムジェン<AMGN>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。目標株価は450ドルに据え置いている。堅調な事業運営は現在の株価にすでに織り込まれていると指摘。

 フィットネスのペロトン・インタラクティブ<PTON>が下落。アナリストが構造的な逆風を理由に、投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価も従来の5.00ドルから4.50ドルに引き下げ。

 バイオ医薬品のロイバント<ROIV>が大幅高。間質性肺疾患に伴う肺高血圧症(PH-ILD)を対象とした吸入薬「モスリシグアト」の第2フェーズのPHocus試験で主要評価項目を達成したと発表した。

 医療機器のボストン・サイエンティフィック<BSX>が下落。8月25日に確認したサイバーセキュリティー問題の影響で、第3四半期および26年通期の売上成長と1株利益が従来の予想レンジを達成できない可能性が高いと発表した。

 イスラエルの海運ジム・インテグレーテッド<ZIM>が上昇。ドイツの海運大手ハパックロイドとイスラエルの投資会社FIMIが同社の買収で合意しているが、海上安全保障と独立性を巡るイスラエル政府の懸念に対応するため、当局との協議を踏まえ、同社の買収案を修正している。

 医療専門家向けプラットフォームのドクシミティ<DOCS>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。AI利用拡大への投資を背景に、同社がEBITDA見通しを引き下げたことを理由に挙げている。

 燃料電池のブルーム・エナジー<BE>が大幅高。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、同社をS&P500指数に算出銘柄に採用すると発表した。

 通信機器のコーニング<GLW>が上昇。ベライゾン<VZ>と数十億ドル規模の複数年供給契約を締結した。契約期間は2027-2032年で、同社は8000万マイル超の高密度光ファイバーと接続ソリューションを供給する。

 フォード<F>が下落。一時14ドルを割り込だ。ダフィー米運輸長官が、同社と中国自動車関連企業との関係について「深刻な懸念」を表明し、ファーリーCEOを批判したことが売り材料となった。

インテル<INTC> 104.47(+8.67 +9.05%)
クアルコム<QCOM> 174.09(+5.35 +3.17%)
アムジェン<AMGN> 393.17(-44.06 -10.08%)
ペロトン<PTON> 5.04(-0.36 -6.67%)
ロイバント<ROIV> 41.48(+6.55 +18.75%)
ボストンS<BSX> 44.98(-2.82 -5.90%)
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 30.08(+1.50 +5.25%)
ドクシミティ<DOCS> 24.42(-1.93 -7.32%)
ブルーム・エナジー<BE> 277.22(+24.35 +9.63%)
コーニング<GLW> 165.96(+11.66 +7.56%)
フォード<F> 14.00(-0.62 -4.24%)

アップル<AAPL> 316.22(-3.75 -1.17%)
マイクロソフト<MSFT> 493.95(-5.75 -1.15%)
アマゾン<AMZN> 256.97(-1.54 -0.60%)
アルファベットC<GOOG> 335.38(+0.07 +0.02%)
アルファベットA<GOOGL> 338.36(-0.10 -0.03%)
テスラ<TSLA> 368.16(+14.08 +3.98%)
スペ-スX<SPCX> 153.47(+5.52 +3.73%)
メタ<META> 613.48(-3.29 -0.53%)
エヌビディア<NVDA> 225.73(-4.63 -2.01%)
AMD<AMD> 505.74(+28.17 +5.90%)
イーライリリー<LLY> 1123.91(-25.45 -2.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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