【通貨別まとめと見通し】メキシコペソ円 高金利を背景に9.2円台を伺う展開
【通貨別まとめと見通し】メキシコペソ円 高金利を背景に9.2円台を伺う展開
先週から昨日(4月6日〜4月13日)までのまとめ
前週のメキシコペソ円は、円安基調の継続と高金利通貨への旺盛な投資意欲を背景に、一段高の展開となった。
圧倒的な金利差とキャリートレード:
メキシコの政策金利(11.00%)と日本の低金利(0-0.1%付近)の差が改めて意識された。主要中銀が利下げを模索するなか、メキシコ銀行(中銀)の慎重な姿勢がペソ買いを支え、キャリートレードの対象として選好された。
堅調な経済指標と原油高:
中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高止まりが、産油国通貨であるペソの追い風となった。4月6日の安値8.91円付近から着実に下値を切り上げ、4月13日には高値9.22円台まで上昇した。
介入への警戒感と底堅さ:
対ドルでの円安進行に伴い、日本当局による実弾介入への警戒感から一時的に伸び悩む場面もあった。しかし、9.00円の節目を明確に突破した後は、押し目買いが強く機能した。
テクニカル分析
トレンド: 強い上昇トレンド。直近では9.20円付近での高値圏揉み合いに移行している。
レジスタンス1: 9.2275(4/13高値・戻りの目途)
レジスタンス2: 9.3500(心理的節目・2008年以来の高値水準)
サポート1: 9.1436(4/10付近の安値・下値目途)
サポート2: 9.0000(重要心理的節目・強固な支持線)
RSI (14時間足):
直近の数値は44.88。先週の高騰による過熱感(70超え)からは脱し、中立圏まで調整が進んでいる。上昇トレンド継続に向けた「エネルギー充填」の局面といえる。
MACD:
MACD値は0.003、シグナル値は0.006。シグナル線をわずかに下回るデッドクロスを形成しており、短期的には調整局面にある。ゼロラインより上の水準を維持できるかが焦点である。
中長期的には依然として強い上昇チャネルの中にある。9.1円台を維持できれば、再度9.2円台後半を目指す動きが期待できる。
今週のポイント
米国のインフレ指標や本邦当局の介入示唆発言、地政学リスクに伴う原油価格の動向が鍵となる。
【メインシナリオ】高値圏での底堅い推移
金利差を背景としたペソ買いの流れは崩れず、9.1円台をサポートに堅調に推移することを想定する。
想定レンジ:9.10 - 9.30
根拠: メキシコの高い政策金利が強力な下支えとなる。調整局面でも9.1円付近には買いが溜まっており、大崩れしにくい。
【対抗シナリオ】介入発動による急落
日本当局による実弾介入、またはリスクオフによる急激な円買いが発生した場合。
想定レンジ:8.80 - 9.15
根拠: 介入が実施されれば、蓄積された円売りポジションの巻き戻しにより、心理的節目の9.00円を割り込み、8.8円台まで押し下げられる可能性がある。
今週の主な予定と結果
メキシコ
特になし
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。