米10年債利回り横ばい 後半にかけて上げ幅を縮小=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間06:27)
米2年債 3.487(+0.000)
米10年債 4.155(+0.010)
米30年債 4.828(+0.015)
期待インフレ率 2.241(+0.009)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは横ばい。序盤は上昇して始まったものの、後半にかけて上げ幅を縮小した。次期FRB議長候補に再浮上したウォラーFRB理事の利下げに前向きな発言を行っていたことも利回りを圧迫。
この日は20年債入札が実施され、最高落札利回りと発行日前利回り(WI)が同水準だったこともあり、反応は限定的だった。
市場は明日の米消費者物価指数(CPI)の発表を待っている。前日の米雇用統計は労働市場の冷え込みを示したものの、FRBの早期利下げ期待までは高まらなかった。明日の米CPIも前年比で3%付近が見込まれており、FRBの目標からは乖離。予想通りであれば、早期利下げ期待までは高まりそうにない。
2-10年債の利回り格差は+67(前営業日:+66)。
*米20年債入札結果
最高落札利回り 4.798%(WI:4.799%)
応札倍率 2.67倍(前回:2.41倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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