まだ多くの国に小幅な利下げ余地が残されているとの指摘=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は156円付近、ユーロドルは1.16ドル台前半での推移となっている。それなりに動きはあるものの、全体的には様子見気分が強く、為替市場は狭い範囲での値動きとなっている。
そろそろ、エコノミストやストラテジストなどから来年の見通しが出始めているが、2026-27年にかけて多くの国に小幅な利下げ余地が残されているとの指摘が出ている。
インフレが減速を続ける一方、政策金利は概ね中立金利と見られる水準を上回っているためだという。ただし、インフレリスクは依然として存在するとしている。
米国と日本ではインフレが目標を上回っており、この期間もその状態が続くと見ていることから、日本は利上げスタンスで、少なくとも利下げは見込まれないという。
米国では来週と3月に2回の利下げが予想されているとした一方、ユーロ圏では次の政策変更は利上げになる可能性が高いが、それは27年の後半までは実施されないだろうと述べている。
USD/JPY 155.98 EUR/USD 1.1613 GBP/USD 1.3201
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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