英消費者信用残高、住宅ローン残高ともに減少、英利下げ材料に=ロンドン為替
英消費者信用残高、住宅ローン残高ともに減少、英利下げ材料に=ロンドン為替
本日発表された10月の住宅ローンと消費者信用はいずれも前月比の伸び鈍化・予想を下振れとなった。これまでの英中銀の高金利政策が家計行動を通じて徐々に効いてきていることを裏付ける内容だった。住宅市場と個人消費が陰りつつある兆候をいえそうだ。
ただ、消費者信用の前年比伸び率が7.2%と高いままであることや、住宅ローン承認件数が66.5万件と、まだコロナ後平均を上回る水準にあることを踏まえると、景気は減速局面ながらリセッションに向けた動きとまではいえないだろう。
英中銀とっては、インフレ再燃を警戒しつつも、消費と住宅ローンの減速を見ながら、利下げのタイミングを探る局面に入ってきているといえそうだ。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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