【通貨別まとめと見通し】ランド円
【通貨別まとめと見通し】ランド円
先週のまとめ
いったん調整も、堅調地合い維持
先々週の強い上昇トレンドに対する調整が入ったが、その後円安基調に支えられ、9日以来の高値8円94銭を付けた。その後南アの景気懸念、資源価格の変動などや、高値圏での利益確定売りにより、上値が抑えられた。
テクニカル分析
- **レジスタンス**: 8.95円 - 9.00円 (節目と直近高値圏)
- **サポート**: 8.60円 - 8.70円 (レンジ下限)
RSI (14) 50%付近での推移 買われすぎ・売られすぎの状態ではなく、中立的なレンジ相場を示唆
MACD ゼロライン付近でのもみ合い トレンドの勢いが弱く、方向感が定まっていない状態
トレンド 明確なトレンドなし。当面は8.60円~9.00円のレンジを意識
今週のポイント
メインシナリオ、レンジ内での堅調推移(円安優位)
日本の金利が超低水準に固定されている限り、ランドの高金利によるスワップポイント需要が円に対する大きな下支え。
南アフリカ独自の不安要因で上値は重いものの、強い円安圧力に引っ張られ、レンジ内高値圏を試す動きが中心となる可能性が高い。
代替シナリオ 突発的な政治不安やインフラ(電力)問題の再燃といった国内要因が表面化
高金利の魅力よりもリスク回避が優先され、8.70円のレンジ下限を大きく割り込み、調整が加速する可能性
今週の主な結果と予定
特になし
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。