ユーロドル、1.17ドル台後半まで買い戻される ラガルド会見で追加利下げ期待が後退=NY為替
きょうのユーロドルはNY時間に入って買い戻しが膨らんでおり、1.17ドル台後半まで買い戻されている。21日線の水準も復活しており、この1週間で完全に上向きの流れに復帰している。目先は7月初めの直近高値1.1830ドル付近が上値メドとして意識される。
本日はECB理事会が開催され、大方の予想通りに中銀預金金利を2.00%に据え置いた。将来のガイダンスは示さず、「経済指標次第で、理事会ごとに判断」としている。関税に関する極めて不確実な環境を理由に挙げた。
その後のラガルド総裁の会見では「ECBは良い地点にある」と繰り返していた。市場が期待していた9月理事会に向けたヒントなかったが、短期金融市場では総裁の発言を受けて、追加利下げ期待を後退。9月の利下げ確率は25%程度での織り込みになっている。
EUR/USD 1.1779 EUR/JPY 172.68 EUR/GBP 0.8695
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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