アジア株まちまち 香港株は下落、期待外れのアリババ決算受け投資家心理悪化
アジア株まちまち 香港株は下落、期待外れのアリババ決算受け投資家心理悪化
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 23273.73(-179.43 -0.77%)
中国上海総合指数 3363.32(-17.50 -0.52%)
台湾加権指数 21796.43(+66.18 +0.30%)
韓国総合株価指数 2627.15(+5.79 +0.22%)
豪ASX200指数 8340.90(+43.42 +0.52%)
インドSENSEX30種 82362.13(-168.61 -0.20%)
アジア株はまちまち、週末を前に積極的な売買は手控えられている。
米中交渉は予想以上に進展したものの最終合意をめぐっては不確実性が残る。FTによるとトランプ米政権内で中国半導体規制を巡り意見が分かれているという。輸出ブラックリストに追加する計画だが、トランプ政権の一部は進行中の米中交渉に悪影響を及ぼす可能性を懸念している。対中強硬姿勢を取れば中国の反感を買い、米中関係は再び悪化してしまうだろう。トランプ氏は今週末にも中国習近平国家主席と話すかもしれないとしている。習氏が答えるかどうか。
香港株は下落、期待外れのアリババ決算受け投資家心理が悪化している。JDドットコムなどテック大手の決算が良かったことからアリババに対する期待も高まっていた。ただ、アリババの第1四半期決算の売上高は市場予想に届かなかった、同社株は5.2%安。
一方、ネットイースは13%高と2022年3月以来の日中上昇率を記録、2021年2月以来の高値をつけている。純利益が市場予想を大きく上回ったことが好感されている。強い決算を受け、モルガンスタンレーとシティは目標株価を引き上げた。
豪州株は8営業日続伸し約3カ月ぶり高値をつけている。米中交渉進展を好感した買いが続いている

執筆者 : MINKABU PRESS
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