貿易戦争の緩和、ドルへの影響は明確ではない=NY為替
本日は前日の米中貿易協議の進展に伴うドル高が一服しており、ドル円は147円台に伸び悩んでいるほか、ユーロドルやポンドドルも買い戻しが膨らんでいる。
貿易戦争の緩和期待でドルに見直し買いが活発化しているが、アナリストはからは、「グローバルな貿易戦争の緩和に向けた最近の進展がドルに与える影響は明確ではない」との指摘が出ている。
同アナリストは、最近の米貿易に関する前向きなニュースは、成長の観点から米国よりも世界の他の地域に有利に働く可能性があると言及している。これはドルにとってマイナス要因であり、特に成長に敏感な通貨に対してはより顕著だという。
ただし、米国の対外資金調達に関しては、トランプ政権が対立的な姿勢を和らげることで米国への資金流入を阻害する要因が軽減されるため、それは明らかにドルにとってポジティブ要因になるとも指摘している。
USD/JPY 147.64 EUR/USD 1.1173 GBP/USD 1.3279
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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