ユーロ、米中貿易協議の進展に伴う下落は限定的との見方も=NY為替
きょうの為替市場は前日のドル高が一服しており、ユーロドルも買い戻しが出ている。前日は一時1.1065ドル付近まで下落し、21日線を下放れる展開が加速していたが、本日は1.11ドル台後半まで戻す展開。
アナリストからは、米中貿易協議の進展に伴うユーロドルの下落は限定的になるとの見方が出ている。米中が一時的な関税引き下げに合意したことによって、ユーロドルが更に大きく下落する可能性は低いという。
理由として、関税の問題が米消費に与えた影響をまだ確認できていないからだと述べている。ドイツの財政刺激策拡大によるユーロ支援の方がより重要だとも付け加えた。4月のユーロドルの上昇はドル離れという流動性要因に依存していたため、短期的に現在の下落がさらに拡大する可能性はある。しかし、1.10ドルを下回る水準は持続できないと述べている。
EUR/USD 1.1173 EUR/JPY 165.01 EUR/GBP 0.8416
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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