S&P500が5000割れ そろそろとの声も=米国株
NY株式7日(NY時間13:08)(日本時間02:08)
S&P500 4995.89(-78.19 -1.45%)
きょうも米株式市場は波乱の展開を見せており、S&P500は大きな心理的節目である5000を下回っている。ただ、そろそろ一旦下げ止まりの気配も見え始めているとの声も一部から出ているようだ。
S&P500の株価指数オプションで6月限の権利行使価格5000の商いが活発化しており、乱高下する相場の中で株式を下支えしているように見えるという。権利行使価格5000のオプションは最も人気が高く、建玉も膨らんでいる。ここ数日の下落局面でも、この行使価格の取引が活発に行われており、ボラティリティの歪みは下落方向に傾いているものの、2022年と2020年の暴落時ほどの極端な歪みではないという。
それらは、数多くの投資家が5000を重要なサポート水準として意識している証拠で、短期的にはそろそろ底に接近しているのではと指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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