アジア株 豪州株上昇、CPI鈍化で2月利下げ期待高まる インド株続伸、2月の米印首脳会談に期待
アジア株 豪州株上昇、CPI鈍化で2月利下げ期待高まる インド株続伸、2月の米印首脳会談に期待
東京時間13:53現在
香港ハンセン指数 20225.11(休場)
中国上海総合指数 3250.60(休場)
台湾加権指数 23525.41(休場)
韓国総合株価指数 2536.80(休場)
豪ASX200指数 8458.50(+59.43 +0.71%)
インドSENSEX30種 76222.31(+320.90 +0.42%)
アジア株式市場の大半は春節(旧正月)で休場。中国は5日から、香港は3日から取引を再開する。
きょう発表された豪州の第4四半期CPIは総合、トリム平均、加重中央のすべてが市場予想を下回った。特に豪中銀が注目するトリム平均が3.2%と前回の3.6%から低下し、予想の3.3%も下回ったことを受け2月利下げ期待がいっきに高まった。ウエストパック銀行は豪中銀の利下げ開始予想を従来の5月から2月に変更した。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では2月利下げ確率が一時97%にまで上昇した。
利下げ期待で豪州株は急伸、1カ月半ぶり高値をつけている。エネルギーや素材、不動産、金融、医療品、資本財など幅広い銘柄が上昇している。ただ、きょうの米FOMCやトランプ関税への警戒感から買い一巡後は上げ幅をやや縮小している。
インド株は続伸。モディ首相とトランプ米大統領が来月にも会談する可能性があり、米国とインドの関係改善への期待が広がっている。モディ首相はSNSでトランプ氏を「親愛なる友人」と呼び、パートナーシップを築く姿勢を示している。トランプはインドにも関税を課すと警告しており2月の首脳会談は要注意だ。
米大統領補佐官は、2月1日のメキシコとカナダに対し25%関税を課すとの考えは変わっていないほか、中国への10%の関税も検討していると明かした。2月1日までは貿易摩擦への警戒感は残ったままだろう。
執筆者 : MINKABU PRESS
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