東京株式(前引け)=反発も上値重い、TOPIXはマイナス圏
16日前引けの日経平均株価は前営業日比107円38銭高の3万8551円96銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億9293万株、売買代金概算は1兆9734億円。値上がり銘柄数は664、対して値下がり銘柄数は909、変わらずは70銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株中心にリスク選好ムードのなか買い優勢で始まり、日経平均は一時500円近い上昇をみせる場面もあった。前日の欧州株市場でドイツの主要株価指数が最高値を更新したほか、米国でもNYダウやナスダック総合株価指数が大幅高に買われており、東京市場もこれに追随する動きとなった。しかし、上値では戻り売り圧力が強い。自動車株など輸出セクターを中心に売りがかさみ、日経平均は取引開始後30分で前場の高値を形成し、その後は一貫して値を消す展開を強いられている。なお、TOPIXはわずかながら前日終値を下回って着地している。また、値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回った。
個別ではアドバンテスト<6857>がしっかり、ソフトバンクグループ<9984>も頑強な値動きをみせている。SHIFT<3697>が高くファナック<6954>も買いが優勢。大真空<6962>が大幅高で値上がり率トップ、JMDC<4483>が値を飛ばし、日野自動車<7205>も物色人気。半面、売買代金トップのディスコ<6146>がマイナス圏に沈んだほか、レーザーテック<6920>も軟調。村田製作所<6981>も売りに押された。トヨタ自動車<7203>、川崎重工業<7012>も下落した。マネーフォワード<3994>が急落、キオクシアホールディングス<285A.T>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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