米10年債利回り上昇 イールドカーブのスティープ化が急速に進む=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:28)(日本時間06:28)
米2年債 4.312(-0.042)
米10年債 4.566(+0.052)
米30年債 4.742(+0.066)
期待インフレ率 2.299(-0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、米10年債利回りは上昇した一方、逆に2年債は低下し、イールドカーブのスティープ化が急速に進み、30カ月ぶりの水準まで進んでいる。前日にFRBがタカ派的利下げを打ち出し、来年の利下げ回数が当初の予想よりも少ないとの予測が背景にある。
今回のスティープ化は、ここ数カ月の間にFRBが政策金利を1.00%ポイント引き下げた後でも、根強いインフレ圧力が続く一方、経済は底堅い推移を見せていることから、投資家が長期ゾーンの購入に慎重になっていることが要因となっている。
2-10年債の利回り格差は+25(前営業日:+15)に拡大。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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