【本日の見通し】ドル高円安基調意識、来週は米利下げ、日本据え置きで見通し固まるか

【本日の見通し】ドル高円安基調意識、来週は米利下げ、日本据え置きで見通し固まるか
　　　
　昨日の米消費者物価指数は予想と一致。サプライズがない限り来週の米連邦公開市場委員会(ＦＯＭＣ)で利下げとの見通しが広がっていたため、来週の米利下げはほぼ織り込み済みとなりそう。
　日銀に関しては昨日の報道が最後の一押しで据え置き見通しが強い。１月利上げの可能性が高いが、少し円売り材料という認識。
　ドル円はこうした材料を受けてドル高円安で作用しそう。昨日は日銀報道に絡んで１５１円ちょうど近くの水準から１５２円台後半まで上昇した。高値からは少し調整もしっかりした動きとなっており、この後も上方向を意識する展開となりそう。
　　
　ユーロドルは１．０５００割れを付けている。ドル高に押された形。１．０４台での売りは慎重な姿勢も見られるが、上値も重く、流れは下方向か。
　　
　ユーロ円は対ドルでのユーロ売りと円売りが交錯も、円売りの勢いが勝り、上を意識する展開となりそう。１６０円台後半を再び試す展開を見込んでいる。
　　
MINKABUPRESS　山岡