アジア株 上海株は反落、トランプリスク警戒 中国に2つの関税警告で人民元1年ぶり安値つける
アジア株 上海株は反落、トランプリスク警戒 中国に2つの関税警告で人民元1年ぶり安値つける
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 19476.71(-73.58 -0.38%)
中国上海総合指数 3349.12(-10.02 -0.30%)
台湾加権指数 23065.70(+328.77 +1.45%)
韓国総合株価指数 2495.24(+40.76 +1.66%)
豪ASX200指数 8504.80(+56.95 +0.67%)
アジア株はまちまち。
上海株は反落、トランプ関税リスクが警戒されている。トランプ次期大統領は中国に追加10%関税のほか、中国含むBRICS諸国に対して脱ドルなら100%の関税を課すとしており、米中貿易摩擦激化懸念が高まっている。為替相場ではオフショア人民元が対ドルで1ドル=7.3元台に突入、昨年11月以来の安値を更新。オンショア人民元も昨年11月以来の安値をつけている。中国10年債利回りは2営業日続けて過去最低を更新、1.979%にまで低下している。
ただ、上海株の下げは限定的。景気支援策期待が広がっている。12月に中央政治局会議と中央経済工作会議の2つの重要会議が開催される予定となっており、年末に大規模な追加支援策が打ち出されるのではないかとの見方が広がっている。
上海市場では医療品やコミュニケーションサービス、生活必需品の一角が下落している。
香港市場では不動産や自動車、消費者サービス関連が軒並み下落している。一方、レノボやシャオミ、JDドットコム、バイドゥ、アリババなどハイテク関連は上昇。
台湾株と韓国株は大幅上昇、前日のナスダック高が材料視されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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