東京株式(前引け)=続落、円高嫌気も売り一巡後は出直り歩調に
5日前引けの日経平均株価は前営業日比130円17銭安の3万6917円44銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億7488万株、売買代金概算は2兆670億円。値上がり銘柄数は1299、対して値下がり銘柄数は310、変わらずは36銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場では朝方はリスク回避ムードの強いなか、日経平均が700円近い下落をみせる場面もあったが、その後は戻り足となり一時プラス圏に浮上、前引け時点では130円安で取引を終えている。外国為替市場で1ドル=143円台前半まで円高が進んだことが嫌気されたが、その後はドルが買い戻されやや円安方向に押し戻されたことでセンチメントが改善した。半導体関連が安いものの、内需系の銘柄中心に買いが入り全体相場を支える形に。前場の値上がり銘柄数は全体の8割近くを占めている。
個別では売買代金で上位3傑のレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>がいずれも下落、ファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。ルネサスエレクトロニクス<6723>が安く、キーエンス<6861>も下落した。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が大幅安、ジャパンマテリアル<6055>も売られた。半面、三菱重工業<7011>が頑強、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。日立製作所<6501>も買いが優勢。ACCESS<4813>が値上がり率トップに買われたほか、ベステラ<1433>も値を飛ばした。FIG<4392>、ミガロホールディングス<5535>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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