ドル高の調整も、動き限定的=東京為替概況
ドル高の調整も、動き限定的=東京為替概況
ドル円は昨日の海外市場で米小売売上高の好結果を受けて147円台から149円30銭台まで上昇。東京朝もほぼ高値圏で迎えた。その後ドル高に対する調整意欲が広がり、148円台後半に値を落としたが、株高の動きもあり、下値トライも限定的なものに留まった。
昨日の米株高などを好感して、日経平均が寄り付きからしっかり。500円超の上昇で始まり、すぐに900円超の上昇になると、午前中に1100円超まで上値を伸ばした。午後も高値圏推移となった後、引けにかけて上値を伸ばして1400円超まで買いが入った。この流れを受けてリスク選好の円売りが出ており、ドル円の下値を支えた。
ドル円は上値からの調整に昼前に148円70銭台まで下げたが、午後に入っても株高が続いたことを好感し、149円台を付けるなど下値もしっかりとなった。
クロス円も同様の動き、昨日海外市場で米小売売上高を受けたリスク選好の円売りが進行。162円ちょうど前後での推移から、163円台に上昇、一時163.89まで上値を伸ばし、ドル円同様にほぼ高値圏で東京朝を迎えた。昼前に調整の動きから163円30銭台までユーロ売りが入ったが、午後に163円70銭台まで上昇。
ユーロドルは基本的に小動きも対円での上昇もあってしっかり。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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