NZ経済研究所の企業意識調査が前回から悪化、利下げ開始早まる可能性を指摘
NZ経済研究所の企業意識調査が前回から悪化、利下げ開始早まる可能性を指摘
NZ経済研究所(NZIER)が第2四半期の企業意識調査を公表。
企業の44%が経済の悪化を予想、前回調査の25%からさらに増えた。企業の見通しは悪化し、経済減速が続く可能性を示唆しているとNZIERは指摘。企業の25%が第2四半期に人員削減を実施、これは世界金融危機以降最多。また、10%が第3四半期に採用削減を予定しているという。
企業の38%が第3四半期にコスト上昇を予想、23%が今後3カ月で価格を引き上げると予想しているが、これは2021年初頭以降で最低水準となった。
NZIERは利下げ開始を2025年5月と予想しているが、今回の調査で金利上昇によるインフレ圧力の緩和、企業信頼感の低下が明らかとなったことから、利下げ開始が早まる可能性があると述べた。
企業意識調査の悪化を受け、NZドルはやや軟化。NZドル円は98.20円台から一時98円台割れまで下落した。豪ドルは対NZドルで1.0975付近、5月15日以来の高値をつけている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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