東京株式(前引け)=続伸、全般上値指向も様子見ムード強い
11日前引けの日経平均株価は前営業日比117円00銭高の3万9155円16銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億5465万株、売買代金概算は1兆7437億円。値上がり銘柄数は747、対して値下がり銘柄数は815、変わらずは84銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は様子見ムードが強いなか、直近買われた銘柄に利益確定の動きが顕在化しており、日経平均が上昇はしているものの上値の重い展開を強いられている。前日に3万9000円台を回復したが、売買代金は盛り上がりを欠いており、きょうは外国為替市場でドル高・円安が進んでいることなどを追い風に一時300円近い上昇をみせたものの、その後は伸び悩んだ。FOMCや日銀の金融政策決定会合を前に積極的に買いポジションを高める動きはみられない。個別株は値下がり銘柄数が値上がりを上回っている。
個別ではディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高いほか、日本マイクロニクス<6871>が値を飛ばした。三菱重工業<7011>がしっかり。TOWA<6315>も堅調。川崎汽船<9107>など海運株も買い優勢。ファーマフーズ<2929>がストップ高に買われたほか、東京計器<7721>も活況高となっている。半面、レーザーテック<6920>が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上値が重い。エーザイ<4523>が売られ、塩野義製薬<4507>も値を下げた。ビューティガレージ<3180>が急落、ミガロホールディングス<5535>も大きく利食われた。安田倉庫<9324>も利益確定売りで下値を試す展開に。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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