日本10年債利回り0.96%台に低下、5月20日以来の低水準 このあと植田日銀総裁が国会に出席
日本10年債利回り0.96%台に低下、5月20日以来の低水準 このあと植田日銀総裁が国会に出席
債券市場で10年債利回りが0.96%台に低下、先月20日以来の低水準。米金利が低下した流れを引き継いでいるほか、中村日銀審議委員のハト派発言を受け日銀の早期追加利上げ観測が後退。また、30年債入札が好調だったことも利回り低下につながっている。
3月会合でマイナス金利解除に反対した1人である中村日銀審議委員はきょう、当面は現状の政策維持が妥当だと考えていると述べたほか、25年度以降は個人消費低迷や賃上げ沈静化で物価2%に届かない可能性もあると述べた。
長期金利低下でも円売りは特に見られず。きょうの新規失業保険申請件数やあすの雇用統計など米雇用関連指標の発表を前に警戒感が高まっており、午前はドル売りが進んだが、午後は落ち着いている。ドル円の1週間物ボラティリティは約4週間ぶりに10%台に上昇。
このあと13時25分をめどに植田日銀総裁が国会に出席する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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