米株式市場、本日の約定から翌営業日の受け渡し 相場への混乱はなし
米株式市場は本日の取引から、株式の受け渡しが翌営業日に切り替わっている。いわゆるT+1決済。翌営業日の終わりまでに株式と資金を受け渡さなければならない。月曜日に株式を売却する日常的な投資家にとって、決済サイクルが短縮されれば、火曜日に資金を手にすることができる。
決済サイクルを短縮することは市場にとってもプラスになる。米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長は先週の声明で「決済サイクルを短縮することで、われわれの市場運営はより弾力的でタイムリー、そして秩序あるものになる」と述べた。
今回の変更は2021年のミーム株の決済プロセスを世間から詮索されるようになった後に行われたものだが、一般的に証券会社が顧客のために決済を処理するため、ほとんどの個人投資家には混乱は生じないと予想されている。本日の相場も混乱は見られていない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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