【これからの見通し】ドル円は155円台後半での推移を中心に、次の方向性を探る
【これからの見通し】ドル円は155円台後半での推移を中心に、次の方向性を探る
この後の海外市場でもドル円は方向性を探る展開か。日米金利差を意識して、下がると買いが出る流れが続いている。ただ、ユーロドルが1.0880ドル台を付けるなど、ドル円を除くと、ドルにはやや売りが出ている。先週の米消費者物価指数と小売売上高などの結果を受けて、米国の利下げ期待が強まっており、ドルの重石となっている。ドル円はやや不安定な状況。156円ちょうど前後の売り注文が残っているとみられることも、上値を抑える材料となっている。
もっとも流れはまだドル高円安方向か。155円台前半ではドル買いが出てくるとみられる。本日予定されているウォラーFRB理事などFRB関係者による発言によっては156円台トライが十分にあるとみている。
ユーロドルではユーロ買いドル売りがやや優勢。ただ1.09台でのユーロ買いには少し慎重。1.08台後半推移を中心に1.09台をどこまで攻められるか。
ユーロ円は169円台での推移が中心となりそう。170円超えには少し慎重姿勢が見られる。
ポンドドルは1.2700を挟んでの推移。英早期利下げ期待などが上値を抑えているものの、基本的にはポンド高の流れ。1.26台後半でのポンド買い意欲が強まると、1.2750に向けた動きとなりそう。ポンド円も地合いは堅調。198円超えでの買いに少し慎重。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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