反落、今のところイランは報復攻撃を見送り=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=86.43(-0.48 -0.55%)
ニューヨーク原油の当限は反落。シリアのイラン大使館を空爆したイスラエルに対して、イランの報復が間近とみられていたが、イランが報復を見送っていることが重し。イランはオマーンを仲介役として米国と対話しており、米国がパレスチナ自治区ガザの即時停戦とイスラエルによるガザ南部ラファへの侵攻回避を確約するならば、イスラエルへの直接攻撃を見送るとの報道がある。イスラエルと武装組織ハマスが停戦協議を続けていることも圧迫要因。
ただ、ロイター通信によると、ハマスはイスラエルが提示した停戦案を拒否したと伝わっている。イスラエルのネタニヤフは「停戦協議は失敗した」、「ラファ侵攻の日程はある」などと語るなど、イランの報復攻撃が避けられないとの見方が根強いことが相場を支えた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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