ドルは今年後半に弱まるとの見方も＝ＮＹ為替

　きょうのＮＹ為替市場は、この日発表のＩＳＭ製造業景気指数が予想外の強さを見せたことで、ドル買いが強まっている。ただ、米大手銀のエコノミストはレポートで、米インフレは低下傾向にあり、年後半にはドル安が進むとの見方を示した。２０２４年のユーロドルは現在の１．０７ドル台から１．１５ドルで終了するとの予測を維持しているという。

　ドルは小幅に割高になっていると見ており、Ｇ１０通貨のレート予想も、特に年末に向けて、広範なドル安を反映させたとしている。ただし、ＦＲＢが利下げを延期すれば見通しは変わり、ドル高が長期化する可能性があるとも指摘している。

　それでも、同エコノミストは６月の利下げ開始と年内３回の利下げを引き続き視野に入れているという。

USD/JPY　151.63　EUR/USD　1.0742　GBP/USD　1.2550

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美