【本日の見通し】ドル高円安意識も、上値限定的か
【本日の見通し】ドル高円安意識も、上値限定的か
ドル円は151円台での推移。やや円安が優勢と見られるが、ドル円を除いてドル安が進んでおり、上値が抑えられている。152円手前の売りも依然として意識されている。2022年の高値が151円95銭、2023年の高値が151円91銭、今年の年初来高値が151円86銭となっており、152円手前が完全に上値を抑え込む中、ここからの買いに慎重姿勢が見られる。
もっとも下がると買いが出る流れか。日米の金利差を狙った取引が当面続くとの思惑がドル円を支えている。米指標結果次第では大台超えもありうる。それほど目立った指標発表はないが、21時半に米GDPの設備投資との関連がある米耐久財受注、23時に速報性の高いコンファレンスボード消費者信頼感指数が発表される。
ユーロドルは1.0800前後の買いが下値を支える形で少し買い戻しが入った。狭いレンジでのもみ合いとなっており、勢いにやや欠ける展開。ユーロの先安観があり、戻りでは売りが出ると見られるが、1.0800に近いところでは売りが慎重になりそう。
クロス円は基本しっかり。ただ、ダウ平均が続落となっており、リスク警戒の動きが広がるようだと、少し調整が入る可能性。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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