続伸、80ドルの節目超えて昨年11月以来の高値を更新=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=81.26(+1.54 +1.93%)
ニューヨーク原油は続伸。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油やガソリン在庫が減少し、米国の需給が引き締まる兆候が確認できたことが引き続き相場を押し上げた。世界最大の石油消費国である米国の在庫減少は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の商業在庫取り崩しや相場上昇を示唆する。国際エネルギー機関(IEA)が今年の需要の伸びを日量11万バレル上方修正し、同130万バレルとしたことも支援要因。楽観的な需要見通しを示す石油輸出国機構(OPEC)と悲観的なIEAで依然として見通しは乖離しているが、IEAは上方修正を続けている。
時間外取引から4月限は堅調。通常取引開始後は81.62ドルまで一段高となり、中心限月として昨年11月以来の高値を更新した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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