IBMが決算受け大幅高 人員削減も予定=米国株個別
(NY時間09:55)(日本時間23:55)
IBM<IBM> 194.12(+20.19 +11.61%)
IBM<IBM>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株営業利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を上回っている。通期の見通しでも予想を上回るFCFの見通しを示した。売上高は1桁台半ばの伸びを見込んでおり、予想を上回っている。
クリシュナCEOは「第4四半期はハイブリッド・クラウドとAIオファリングの継続的な採用が売上高の伸びをけん引した。AIに対する顧客の需要は加速しており、同社のワトソンクスおよび生成AI事業の受注は第3四半期から第4四半期にかけて約2倍に増加した」と述べている。
また、1桁台前半の割合での人員削減を予定していることも明らかにした。
アナリストは「同社の業績と見通し、特にFCF見通しはポジティブ。同社は依然として過小評価されているAIの受益者であり、今後数年間はより高く働き続けるはずだ」と述べている。
(10-12月・第4四半期)
・1株営業利益:3.87ドル(予想:3.76ドル)
・売上高:173.8億ドル(予想:172.9億ドル)
ソフトウェア:75.01億ドル(予想:76.9億ドル)
コンサルティング:50.5億ドル(予想:51.1億ドル)
インフラストラクチャー:46.0億ドル(予想:43.5億ドル)
ファイナンス:1.75億ドル(予想:1.79億ドル)
・粗利益率(調整後):60.1%(予想:58.8%)
・FCF:60.9億ドル(予想:53.7億ドル)
(通期見通し)
・売上高:1桁台半ば(予想:3%増)
・FCF:約120億ドル(予想:109.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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