不動産情報株に急速に売りが強まる 陪審員が有罪判決を下す=米国株個別
(NY時間14:55)
ジロー<ZG> 35.98(-2.17 -5.69%)
レッドフィン<RDFN> 4.64(-0.30 -5.98%)
ジロー<ZG>やレッドフィン<RDFN>など不動産情報サービスを手掛ける銘柄に急速に売りが強まっている。序盤は上昇していたが、午後に入って急速に下げに転じた。ミズーリ州の裁判所で陪審員が、全米不動産協会と他の業界関係者が高い仲介手数料を維持するために結託していたとして有罪判決を下したことが嫌気されている。業界紙がこの判決を報じた後に関連株に売りが強まった格好。
ミズーリ州カンザスシティで、不動産業者協会とケラー・ウィリアムズ、バークシャー・ハサウェイのホームサービシーズ・オブ・アメリカなどを相手取って起こされた訴訟。 この判決に対してケラー・ウィリアムズ社は「これで終わりではない」と述べた上で、「協力報酬に関する法律に従い売り手の仲介業者が、マーケティングと販売を支援する他の業者に手数料を支払うという100年来の慣行について提示された証拠を支持する」と語った。そのうえで、「今後は控訴の道も含め、評決と裁判記録を評価しながら、あらゆる選択肢を検討していく」としている。
陪審員は仲介手数料の慣行に関する2つの訴訟のうち、今回の小規模の訴訟で17億8500万ドルの損害賠償を認めた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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