ダウ平均は300ドル超の反落 ソフトランディングへの期待薄れ、リスク資産への投資手控え=米国株前半
NY株式26日(NY時間13:24)
ダウ平均 33703.71(-303.17 -0.89%)
ナスダック 13119.67(-151.65 -1.14%)
CME日経平均先物 31985(大証終比:-95 -0.30%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は300ドル超反落している。FRBが高金利を長期化させるとの見方がソフトランディングへの期待を薄れさせ、投資家はリスク資産への投資を手控えているようだ。
本日は住宅価格と米新築住宅販売件数、そして、米消費者信頼感指数が発表になっていたが、ともに予想を下回る弱い内容となったこともネガティブな雰囲気に繋がっているようだ。
一部からは「株式市場は利下げと力強い成長を積極的に織り込み過ぎていると以前から考えてきた。データ次第のFRBには、インフレに弱腰になるインセンティブはない。利上げ終了が間近に迫っているものの、高金利が長期化によって成長が弱まるという見通しが株式市場を圧迫している」との声も聞かれる。
また、JPモルガンのダイモンCEOの発言が伝わり、米金利が7%に達するという最悪のシナリオも考慮すべきとの見解を示していた。FRBが引き締めサイクルの終わりに近づいており、金融市場は来年からの引き下げを想定しているという市場のコンセンサスとは対照的。
米政府機関閉鎖の可能性が高まっていることも、引き続き重しとなっている。ムーディーズは前日、閉鎖となれば格付けの判断に影響する可能性を示唆していた。同社は「短期的な閉鎖でさえ米国の制度とガバナンスの強さの弱さを際立たせる」と述べていた。
なお、決算ではコストコ<COST>が引け後に6-8月期(第4四半期)の決算を発表予定。
アップル<AAPL> 173.16(-2.92 -1.66%)
マイクロソフト<MSFT> 312.17(-5.37 -1.69%)
アマゾン<AMZN> 127.53(-3.74 -2.85%)
アルファベットC<GOOG> 129.36(-2.81 -2.13%)
テスラ<TSLA> 246.00(-0.99 -0.40%)
メタ・プラットフォームズ<META> 298.20(-2.63 -0.87%)
AMD<AMD> 96.10(-1.28 -1.31%)
エヌビディア<NVDA> 422.84(+0.62 +0.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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