小幅続伸、サウジの自主減産継続を意識=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=80.10(+0.27 +0.34%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。供給不足見通しが相場を押し上げた。9月を迎える今週末にも石油輸出国機構(OPEC)プラスの舵取り役であるサウジアラビアが10月も日量100万バレルの減産を継続するか発表するとみられており、継続の可能性が高いと想定されている。ただ、中国のほか、主要国の景気悪化懸念が強まっていることは上値を抑えた。ロンドン市場がサマーバンクホリデーで休場だったことも値動きを抑制した。
時間外取引で10月限はしっかりと推移したものの、マイナス圏まで押し戻される場面もあり、方向感は限定的。通常取引開始後は80.87ドルまで上昇したが上値は重く、上げ幅を削って引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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