ハワイアン・エレクトリックが急伸 午後は送電線には通電していなかったと報告＝米国株個別

　電力のハワイアン・エレクトリック・インダストリーズ＜HE＞が急伸。ハワイで発生した山火事に関する声明を発表し「８月８日の午後に発生した火災の際、ラハイナへの送電線には通電していなかった」と発表した。

　８月８日の午前中の火災は強風で落下した送電線が原因と思われる。しかし、消防署が対応し、それは１００％収まったと報告。その日の午後は、西マウイ島の送電線が６時間以上通電していなかったため、同地域での午後の火災の原因については特定されていないと述べている。

　８月８日午後３時前、ラハイナ・インターミディエイト・スクール近くの山林で午後の火災が発生した時、ラハイナへの送電線は通電されていなかったことが記録から決定的になったという。

　同社のキムラＣＥＯは「マウイ郡がわれわれを提訴しているが、独自の調査を終える前に裁判を急いだことに失望している」と述べた。

【企業概要】
　子会社を通じて、米国ハワイ州で電気事業・銀行事業・再生可能/持続可能なインフラ投資事業を行う。電気サービス提供のための送電網の運営、一般消費者と企業向けの金融サービス、クリーンエネルギーへの投資等を行う。

（NY時間10:28）
ハワイアン・エレクトリック＜HE＞　13.43（+3.77　+39.01%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美