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サブウェイの売却が決定し、50年以上に渡る家族経営の歴史に終止符

株式 

 サンドイッチ・チェーンのサブウェイの売却が決定し、50年以上にわたる家族経営の歴史に終止符が打たれた。チッジーCEOの下、サブウェイは事業の立て直しを図ってきたが、最終的に身売りを選択し、飲食チェーンに専門的に投資しているロアーク・キャピタル社が買収することで合意した。2月に始まった同チェーンの長い売却プロセスは終了した。

 条件は公表されていないが、サブウェイは100億ドルという高値を提示したと報じられている。しかし、この条件が多くの売却先候補を遠ざけ、オークションで争うのはプライベート・エクイティ企業だけになった。

 サブウェイとロアークは取引価格を発表していないが、一部報道では、ロアークの最終入札額は約96億ドルだったという。

 ロアークの現在のポートフォリオには10以上のレストランチェーンが含まれているが、サブウェイは店舗数でそのすべてを凌駕し、ダンキンを除くすべてのチェーンよりも年間売上高が多い。ロアークはサブウェイをポートフォリオ内の別個の事業体として維持する予定だという。

 チッジーCEOは声明で「今回の取引はサブウェイの長期的な成長の可能性、そして、同ブランドと世界中のフランチャイジーの大きな価値を反映したものだ」と述べた。

 フレッド・デルーカ氏とピーター・バック氏によって1965年に設立されたサブウェイは、コネチカット州の一軒のサンドイッチ店から世界的な巨大レストランに成長した。しかし、この約10年間、売上高は減少。5ドルのフットロングサンドイッチの人気商品と積極的な展開がフランチャイズ店の利益を圧迫。2015年に起きた元スポークスマン、フォーグル氏の裁判とデルーカCEOの死によって、同チェーンはさらに打撃を受けた。

 開示書類によると、サブウェイは2022年現在で、全米で約2万600店舗をオープンしているが、ピークだった2015年の2万7100店舗からは減少している。同チェーンはまだフランチャイズ店舗を閉鎖しているが、そのペースはかなり減速しおり、昨年は571店舗の閉鎖と、2020年の1600店舗以上から減少している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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