プラグ・パワーが決算受け下落 粗利益率のマイナスが予想以上＝米国株個別

　グリーン水素を手掛けるプラグ・パワー＜PLUG＞が下落。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想を上回った一方、１株損益の赤字は予想以上に膨らんだ。一方、粗利益率のマイナスが予想以上だったこともネガティブに捉えている模様。

　今回の決算を受けてアナリストからは「売上高は予想を上回ったが、これは利益率の悪化によって相殺された。同社は通期の売上高見通しを再提示しているが、現在進行中のプロジェクトの遅延が、黒字化への道筋を阻む短期的な障害となる可能性がある」と指摘されている。米エネルギー省からの支援結果にかかわらず、外部からの資金調達が必要になる可能性が高いとも指摘している。

（４－６月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.40ドル（予想：-0.26ドル）
・売上高：2.60億ドル（予想：2.42億ドル）
・粗利益率（調整後）：-30％（予想：-10％）

（通期見通し）
・売上高：12～14億ドル（予想：12.8億ドル）

（NY時間10:28）
プラグ・パワー＜PLUG＞　9.75（-1.01　-9.35%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美