豪中銀四半期報告 インフレは25年末に中銀目標範囲内に戻ると予想 金利が長期にわたり高止まりする可能性を示唆
豪中銀四半期報告 インフレは25年末に中銀目標範囲内に戻ると予想 金利が長期にわたり高止まりする可能性を示唆
豪中銀が四半期金融政策報告を発表した。
豪中銀は2025年末までの総合インフレ率を2.8%と見込んでおり、金利が長期にわたり高止まりする可能性を示唆した。5月時点では豪中銀はインフレ率は2025年半ばまでに3%に低下すると予想していた。
豪中銀は今年の経済成長率を0.9%と予想、前回予想の1.2%からやや下方修正した。インフレは長期にわたって高止まりし、中期的なインフレ期待が上昇する可能性が高まる恐れがあると指摘。インフレ期待が上昇した場合は、金利はさらに上昇し、豪経済はさらに減速、失業率はさらに上昇するだろう。インフレ率6%は高すぎる。ここ数四半期の人口増加により、すでに逼迫している市場での需要がさらに高まることから、家賃のインフレは高止まりする見通し。一方、世界的なコスト圧力の低下と中国のインフレ鈍化により、消費者物価全体は低下する可能性があるとしている。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。