エヌビディアが英アームのＩＰＯ支援リストに加わる方向で交渉中＝米国株個別

　エヌビディア＜NVDA＞はソフトバンクＧ＜9984＞傘下の半導体設計会社英アームのＩＰＯを支援する投資家リストに加わる方向で交渉中だと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ＩＰＯ支援グループは、秋にも予定されているＩＰＯが開始されるまで最終決定されることはなく、いまのところ正式合意には至っていないという。ただ、最終的な支援企業のリストは５、６社になりそうだと伝えている。

　英ＦＴ紙がすでに報じており、エヌビディアが３５０億－４００億ドルの評価での投資を求めている一方、英アームは約８００億ドルの評価を求めていると伝えていた。

　エヌビディアは英アームの長年のパートナーであり顧客でもある。ソフトバンクＧは両社の合併を目指したが、規制当局が昨年、エヌビディアが計画していた６６０億ドル相当の英アーム買収を競争上の理由で認可しなかった。ソフトバンクＧは取引の失敗を受けて、英アームのＩＰＯ計画に切り替えている。

（NY時間14:41）
エヌビディア＜NVDA＞　438.05（+14.00　+3.30%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美