コンセントリクスが続落 決算受けアナリストが投資判断を引き下げ＝米国株個別

　ソフトウエア開発のコンセントリクス＜CNXC＞が続落。前日引け後に３－５月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を下回っている。今回の決算を受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の１６５ドルから９５ドルに引き下げた。

　経済情勢の悪化が幾重にも重なる承認手続きでプロジェクトの遅延を引き起こしている。ニューエコノミーおよびディスラプター・クライアントからの収益の伸び鈍化、小売、ｅコマース、家電、通信の各分野での売上高が軟調に推移しているなど多くのマイナス要因があると見ていると指摘した。ＡＩの影響をめぐる不確実性、バランスシート上の負債増加によるリスク上昇もリスクと見られている。

（３－５月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.62ドル（予想：2.48ドル）
・売上高：16.1億ドル（予想：16.6億ドル）
・EBITDA（調整後）：2.59億ドル（予想：2.64億ドル）

【企業概要】
　主要業種のブランド顧客向けに、カスタマーエクスペリエンス(CX)ソリューションを設計・構築し、管理まで行う。CXプロセスの最適化、技術革新、フロント及びバックオフィスの自動化、アナリティクス、ビジネストランスフォーメーションサービスなどのエンドツーエンドの機能を提供する。

（NY時間15:06）
コンセントリクス＜CNXC＞　80.58（-2.91　-3.48%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美