今晩の米FOMCなど警戒、主要通貨は動き乏しい=東京為替概況
今晩の米FOMCなど警戒、主要通貨は動き乏しい=東京為替概況
米連邦公開市場委員会(FOMC)が今晩、日本時間午前3時に発表される。午前3時半からパウエル議長の会見が予定されている。
もともと据え置き期待が強いところに、昨日の米CPIが予想をわずかながら下回る伸びとなったことで据え置き期待がさらに強まり、約90%の据え置き見通しとなっている。
波乱要素が少ないと見られているが、先週豪中銀、加中銀が大方の据え置き予想に反して利上げを実施したこともあり、ごく一部で警戒感が出ている。
また、今回予想通り利上げを見送った場合、7月に利上げを行うとの見通しが過半数を超えており、声明、会見、経済見通しの状況が注目されている。見通しが現時点で別れており、結果次第での動きが見込まれることから、事前に動きにくい状況が見られる。
ドル円は前日の海外市場で139円00銭台から140円台に上昇したが、東京市場ではその調整が入った。午前中に140円を割り込み、その後は140円ちょうどを挟んでの推移が続いた。ロンドン勢の参加とともに少し買われており140円10銭台での推移。
ユーロドルは1.0790前後で小さい動きとなっていたが、ロンドン勢の参加と共にドル円同様にドル買いが入り1.0770台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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