アップルが最高値更新 安全な避難先との指摘も 本日から世界開発者会議=米国株個別
アップル<AAPL>が3日続伸して始まっており、最高値を更新している。2022年1月3日に付けた終値ベースの高値182.01ドルを上回っているほか、22年1月4日の取引時間中の高値182.94ドルも上回っている。
同社は本日から9日までアップル世界開発者会議(WWDC23)を開催し、複合現実(MR)ヘッドセットを発表する予定。同社はまた、付属のOS「xrOS」と、同デバイス用アプリの作成方法を紹介する見通し。
同社株は今年を通して一貫して上昇しており、昨年の下げを取り戻している。投資家は、同社のバランスシートの強さ、資本還元プログラム、耐久性のある収益源から、経済リスクや不確実性のある時期における安全な避難先とみなしているようだ。最近の決算もアイフォーンの回復とサービス事業の成長により、予想を上回る内容となっている。
市場からは、同社は今後も成長を続けるはずだが、どんな嵐にも耐えられる。つまり、リスク選好とリスク回避の両方の環境で機能するとの指摘も出ている。
(NY時間09:33)
アップル<AAPL> 183.33(+2.38 +1.32%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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