広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

米雇用統計は強弱まちまちも、ダウ平均は700ドル超上昇 7月利上げの可能性にシフト=米国株概況

株式 

NY株式2日(NY時間16:21)
ダウ平均   33762.76(+701.19 +2.12%)
S&P500    4282.37(+61.35 +1.45%)
ナスダック   13240.77(+139.79 +1.07%)
CME日経平均先物 31965(大証終比:+415 +1.30%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は700ドル超の大幅続伸。この日発表になった米雇用統計はまちまちの内容となった。非農業部門雇用者数(NFP)は33.9万人増と予想を上回り、労働市場の強さを示したが、失業率が3.7%に上昇し、平均時給も落ち着きを示した。

 米債務上限問題は法案が上院で可決され、成立はほぼ間違いなさそうな情勢。バイデン大統領が明日署名する意向のようだ。そのような中、市場の関心はFRBの動向に移っている。きょうの米雇用統計はFRBのもう一段の追加利上げが正当化される内容ではあるが、6月については一旦停止し、ひとまず様子見というシナリオを市場は有力視している模様。短期金融市場での6月据え置きの確率は現時点で70%程度で推移している。

 市場はむしろ、7月利上げの可能性にシフトしているようで、確率は現時点で70%弱といったところ。翌日物金利スワップ(OIS)市場では7月までの0.25%ポイントの利上げを現時点で85%程度まで織り込む動き。

 また、きょうの米雇用統計を受けてソフトランディングのシナリオへの期待も出ていたようだ。

 きょうの市場は物色に広がりが出ており、IT・ハイテク株のみならず、産業や銀行、エネルギーなど景気敏感株にも買いが広がった。ただ、エヌビディア<NVDA>は反落し、その他の人工知能(AI)関連株も利益確定売りに押された。

 ダウ平均は本日の上げで200日線を上放れる展開を見せており、来週以降、12月高値の3万4712ドル、そして、3万5000ドルを目指す展開になるか注目される。

 きょうはAT&T<T>やベライゾン<VZ>、TモバイルUS<TMUS>といった通信キャリアが逆行安。取引開始前にアマゾン<AMZN>が米国のプライム会員向けに低価格もしくは無料の携帯電話サービスを提供する計画について、複数の無線通信事業者と協議していると伝わった。

 ヨガウエアのルルレモン・アスレティカ<LULU>が決算を受け大幅高。通期の売上高、1株利益とも見通しを上方修正した。航空運賃の低下と中国での販売加速が寄与した。

 データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が決算を受け大幅高。通期の見通しを上方修正した。

 半導体のブロードコム<AVGO>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期の売上高見通しも予想を上回った。ただ、人工知能(AI)向けの需要が貢献しているが、パンデミック後の幅広い減速を相殺するには不十分だったと述べた。売上高の伸びもここ数年で最も鈍かった。

 デル・テクノロジーズ<DELL>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。PC市場が全体的に低迷している中、業務用のPCの売上高が予想ほどは落ち込まなかった。業務用PCの売上高は18%減少したものの予想は上回った一方、消費者向けPCは41%減と予想を下回った。

 セキュリティのセンチネルワン<S>が決算を受け大幅安。年ベース経常収益(ARR)が予想を下回った。ガイダンスでは通期の売上高見通しを下方修正したほか、第2四半期の売上高見通しも予想を下回った。

 システム開発のサムサ―ラ<IOT>が決算を受け大幅高。通期の売上高見通しを上方修正したほか、第2四半期の売上高見通しが予想を上回った。他のIT企業の成長が著しく減速している環境下において、印象的な決算となった。

 広告プラットフォームを手掛けるザ・トレードデスク<TTD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の60ドルから90ドルに引き上げた。

 3M<MMM>が上昇し、ダウ平均をサポート。同社は数十年に渡って生産してきた「フォーエバー・ケミカル(永遠の化学物資)」に関連し、米国の多くの都市が水質汚染を巡り同社を訴えている問題で、自治体などと100億ドルの暫定的な決着に至った。

デル・テクノロジーズ<DELL> 47.27(+1.81 +3.98%)
ブロードコム<AVGO> 812.00(+22.05 +2.79%)
センチネルワン<S> 13.44(-7.28 -35.14%)
ルルレモン<LULU> 365.44(+37.09 +11.30%)
モンゴDB<MDB> 376.30(+82.34 +28.01%)
サムサーラ<IOT> 24.31(+5.30 +27.88%)
ザ・トレードデスク<TTD> 74.24(+0.98 +1.34%)
3M<MMM> 102.53(+8.25 +8.75%)

AT&T<T> 15.21(-0.60 -3.80%)
ベライゾン<VZ> 34.58(-1.14 -3.19%)
TモバイルUS<TMUS> 131.19(-7.72 -5.56%)
ディッシュ<DISH> 7.30(+1.02 +16.24%)

アップル<AAPL> 180.95(+0.86 +0.48%)
マイクロソフト<MSFT> 335.40(+2.82 +0.85%)
アマゾン<AMZN> 124.25(+1.48 +1.21%)
アルファベットC<GOOG> 125.23(+0.86 +0.69%)
テスラ<TSLA> 213.97(+6.45 +3.11%)
メタ・プラットフォームズ<META> 272.61(0.00 0.00%)
AMD<AMD> 117.86(-1.61 -1.35%)
エヌビディア<NVDA> 393.27(-4.43 -1.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 122
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 110
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 23
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

ヒロセ通商 50

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 116
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます