アメリカン航空が上昇 需要環境が引き続き堅調でガイダンスを上方修正＝米国株個別

　アメリカン航空＜AAL＞が上昇。取引開始前に４－６月期（第２四半期）と通期の最新のガイダンスを公表し、第２四半期の１株利益の見通しを上方修正したほか、営業利益率も上方修正している。通期については予想を上回る１株利益の見通しを示した。

　需要環境は引き続き堅調に推移しており、繁忙期の夏になることが予想されることから、見通しを引き上げたとしている。第２四半期の有効座席マイルあたり売上高（ＴＲＡＳＭ）も前年比で約１－３％の減収に上方修正。従来は２－４％の減収を見込んでいた。単価の改善を要因として挙げている。

　他の航空株も上昇して始まっている。

（４－６月・第２四半期見通し）
・1株利益（調整後）：1.45～1.65ドル（従来：1.20～1.40ドル）
・輸送能力：3.5～5.5％増（従来：約3.5～5.5％増）
・営業利益率（調整後）：12.5～14.5％（従来：約11～13％）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：2.50～3.50ドル（予想：2.76ドル）

（NY時間09:35）
アメリカン航空＜AAL＞　14.91（+0.29　+1.95%）
デルタ航空＜DAL＞　36.56（+0.28　+0.77%）
ユナイテッド航空＜UAL＞　48.40（+0.39　+0.81%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美