フォードに買い戻し強まる テスラのスーパーチャージャー利用で契約締結=米国株個別
フォード<F>に買い戻しが強まっている。同社はライバルのテスラ<TSLA>との間で、同社の電気自動車(EV)を保有する顧客がテスラのスーパーチャージャー・ネットワークを利用できるようにする契約を締結した。充電を簡素化するための単一の業界標準に向けた動き。
フォードF-150ライトニング、マスタング・マッハE、Eトランジットの各車両は、来年から北米1万2000箇所のスーパーチャージャーの基地で、アダプターを使用して電力を供給できるようになる予定。また、2025年から始まる同社の次世代EVには、テスラの充電機能が内蔵される予定。
今回の提携により、同社はテスラのいわゆる北米充電規格を採用する最初の大手自動車メーカーとなり、顧客は最大、最速、最も信頼できるEV充電器のネットワークにアクセスできるようになる。信頼性の高い充電器へのアクセスはEV購入に関心を持つ消費者の間で大きな関心事となっている。
アナリストは、「今回の提携により、米国における充電施設の利用可能性、および信頼性に対する消費者の懸念が和らぐかもしれない」とコメントした。この動きは、EV充電市場に参入する他の企業にとっては一歩後退を意味するかもしれないとも語った。
(NY時間10:46)
フォード<F> 12.21(+0.83 +7.29%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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