サウジが元建てで原油を販売との噂、人民元は金に
ゼロヘッジの報道によると、石油輸出国機構(OPEC)プラスの舵取り役であるサウジアラビアが石油を元建てで販売して得た人民元を上海金取引所(SIGE)で金を購入しているとの憶測が駆け巡っているという。
世界的にドル離れを示唆するニュースが増えてきており、米国外でのドル需要を支えてきたペトロダラーシステムも揺らぎつつある可能性がある。石油取引がドルで行われなくなると、ドルの還流先である米国債の安定性が失われるリスクがある。一般的にドルを得た国は自国通貨高を回避するために自国通貨買い・ドル売りをせず、ドルをそのまま米国債で運用する傾向がある。醜く膨張している米国債市場が利回りの急上昇もなく安定している背景。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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