本日の米景気先行指数は景気後退の兆しの強まりを示す
市場の反応はあまり無かったものの、きょうは3月の米景気先行指数が発表になっていた。前月比で1.2%の低下と予想以上の下げを記録。同指数はこれで12カ月連続での低下となり、景気後退の可能性を鮮明にする内容とも言える。
エコノミストからは、3月のデータは米経済の前途に弱さを示す兆候が加速していることを示しているとの指摘も出ている。同指数は12カ月下落したが、今回の1.2%の低下は、米経済がパンデミックの第1波に襲われた2020年4月以降で最も急激な下げとなっている。
これまでは、例え過去12カ月間低下していても、データは経済に明るい兆しがあることを示唆していたが、今回は深刻度が更に増したという。同指数は昨年のピークから8%近く低下しており、これは1950年代後半に遡る同指数の歴史の中で、景気後退期以外では最大の下げ幅になるという。
米景気先行指数(3月)23:00
結果 -1.2%
予想 -0.7% 前回 -0.5%(-0.3%から修正)(前月比)

執筆者 : MINKABU PRESS
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